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 歯の供養祭(11/17) 
市民から寄せられた入れ歯などを供養
祭文朗読する大竹地域医療部員
開会の挨拶を述べる永田地域医療部長
焼香し入れ歯や抜けた歯を供養する参列者
 地域医療部は、11月17日に、岐阜市の岐阜善光寺において「歯の供養祭」を開催した。今年で4回目の開催で、捨てられずに手元にある入れ歯や抜去歯などを協会で引き取り、今まで食べるために頑張ってくれたことに感謝の意を込め、供養することを目的に開催している。
 当日は、役員・市民合わせて7人が参列した。稲葉理事の司会で、開会・閉会の挨拶を永田地域医療部長が、祭文朗読を大竹地域医療部員が行った。その後、松枝秀乗住職の読経の中、参列者が順に焼香をあげ、入れ歯等を供養した。当日は岐阜新聞の取材を受け、後日の朝刊で当日の様子が紹介された。
 今回、歯科医療機関・市民から寄せられた入れ歯や抜去歯などが、事前送付分と当日の持ち込み分を合わせ、入れ歯88床、抜去歯359本などが集まった。
 当日持ち込まれた市民の方からは「祖母が亡くなって入れ歯をどうするか困っていた。これで天国の祖母に硬い物を食べさせてあげられる」「子どもの歯を捨てられずにいて、困っていた」「息子3人の抜けた歯を息子たちが成人しても捨てられずにいた。この供養祭のことを知り持ってきた」といったお話を訊くことができた。
 供養した入れ歯などは協会で適切に処理し、入れ歯の金属部分の精錬・リサイクル益は何らかの形で寄付することを予定している(前回は、岐阜新聞社主催の能登半島地震義援金事業を通じ、被災地に寄付した)。また、当日入れ歯等をお持ち込みいだいた方には「歯の供養祭供養証」をお渡ししており、事前送付いただいた方にも、開催後に送付した。
 最後に会員の先生方にもご協力をお願いしており、患者さんに御声掛けいただきました先生方にはお礼申し上げます。歯の供養祭は来年も引き続き開催を予定しており、次回開催時も周りにお困りの患者さんがいらっしゃいましたら供養祭について、ご紹介などご協力をお願い申し上げます。

(岐阜県保険医新聞2024年12月10日号)