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会長挨拶
 



 本日は皆様、新型コロナウイルス緊急事態宣言の中、第44回岐阜県保険医協会定期総会へおいでいただき誠にありがとうございます。  新型コロナウイルスのため、昨年の診療報酬新点数説明会や医科・歯科研究会など多くの協会行事を中止することになりました。患者さんの受診控えを引き起こし、多くの医療機関が減収に苦しみ、患者さんの症状悪化を招いております。協会では各種補助金・支援金などの情報を会員の皆様へお届けし、煩雑な請求業務のお手伝いをさせて頂いております。

 喫緊の課題として取り組んでおりますのが、75歳以上の窓口負担2割化の問題でございます。廃案にすべく、署名活動に全力で取り組んでおります。他にも、病院・ベッド数の削減を計画している地域医療構想は凍結・見直しを求め、マイナンバーカードによるオンライン資格確認や初診からのオンライン診療の恒久化などには慎重な立場です。協会あげて取り組みましたヒバクシャ国際署名の成果として、核兵器禁止条約が国連から発効されるに至りました。今後、世界唯一の被爆国である日本政府にこの条約の署名、批准を要請し、核なき世界の実現を目指します。

 今年の9月19日・20日に第36回保団連医療研究フォーラムを開催いたします。メインテーマは“生き生きと保険医が働くために―コロナ禍を乗り越えて”でございます。低診療報酬の中で、健診の時間が取れないほどの過重労働をしなければ経営が成り立たない実態を明らかにし、社会保障充実に向けた大きな世論形成を目指すきっかけにしたいと計画しております。皆様のご参加と演題発表を心からお待ちしております。

 患者さんに寄り添い、命と健康を守ることを仕事とするわれわれ医師・歯科医師は、コロナ禍で意気消沈している患者さんに希望と勇気を与えることができる存在です。コロナ禍の今こそ役員事務局一丸となり、社会保障の充実に向け、邁進して参る所存です。団結と持続こそが大きな力となります。皆様のご協力ご鞭撻をよろしくお願いいたします。


(2021年2月、第44回定期総会にて)

 



 新年あけましておめでとうございます。皆様の日々の地域医療への御奮闘に心から敬意を表しますとともに、署名活動はじめ各種アンケートなど岐阜県保険医協会の国民医療の向上と保険医の生活と権利を守る活動に御支援、御協力賜り誠にありがとうございます。厚く深く御礼申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症拡大のため、われわれ医師・歯科医師の診療所の医院経営は大打撃を被っております。減収補填に向け東奔西走し国会議員、厚労省、県庁など関係各所へ赴き要請を行っております。コロナ禍を理由に一診療所たりとも廃業に追い込まれないように支援して参りたいとの思いで活動しております。

 また、高齢者の多くは、年金が目減りし、消費税の連続増税、保険料の上昇、相次ぐ医療・介護負担増の中、貯蓄を切り崩し、働き続けながら、必要な消費も切り詰めて、どうにか生計を維持しているのが現状です。一定所得以上の75歳以上の窓口負担2割導入を阻止すべく署名活動、クイズハガキに取り組んでおります。

 平和なくして社会保障の充実はありえません。この思いから協会が参加したヒバクシャ国際署名が国連を動かし、核兵器禁止条約が批准され発効されるに至ったことは大きな成果であります。政府に署名、批准を要請して参ります。

 コロナ禍の今こそ、医療をはじめとする社会保障の充実政策の実現を目指して役職員一同邁進して参ります。結束と持続こそが大きな力となります。皆様方には相変わらずの御支援、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

(2021年1月、新年のご挨拶)

 


 残暑お見舞い申し上げます。

 日頃は署名活動はじめ岐阜県保険医協会の国民医療の向上と保険医の生活と権利を守る活動にご支援、ご協力いただき誠にありがとうございます。

 新型コロナウイルス感染症の流行により、国民の日常生活やわれわれ医師・歯科医師の診療所の医院経営への大打撃が相当なものに上ることが明らかになっています。また、失業や減収で窓口負担が払えない患者さんが増えているともいわれております。

 昨年度、政府は医師の働き方改革、地域医療構想の推進のための公立・公的病院の再編統合リスト公表、損税を拡大する消費税増税、診療報酬のマイナス改定など医師と医療機関に過重な負担をかけ医療費の抑制を進めてきました。

 今回、コロナ禍によりこの政策が誤りであったことが露呈し地域医療は崩壊寸前です。今こそ、医療をはじめとする社会保障の充実政策に大きく転換するときです。会員の皆様の更なるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

(2020年8月、新聞銷夏号でのご挨拶)

 

新会長就任のご挨拶


謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 この度、第43回定期総会におきまして、浅井德光会長の後任として、岐阜県保険医協会会長に就任いたしました。

 「保険医の生活と権利を守ることと国民医療の向上を目指して活動する医療改善運動」並びに、協会発展のため、身を捧げる覚悟でございます。なにとぞ前任者同様格別のご指導とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 まずは略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます。

敬白

 2020年3月吉日

岐阜県保険医協会

会長 竹 田 智 雄

 



 第43回定期総会にご出席いただき、誠にありがとうございます。

 新型コロナウイルスが席巻する中、保険医協会として無事総会が開催できたことを非常に有難く思います。

 多くの来賓の方々にご臨席いただき、特に保団連の齊藤みちこ先生には様々な機会にお声かけをいただき感謝申し上げます。来年の医療研の岐阜開催が定例理事会で決定し、保団連の行事の一翼を担わせていただくことは本当に有難いと思います。

 岐阜県は、人口的、経済的、位置的にも全国の真ん中ぐらいですが、保団連の請願署名では全国の上位に食いこむほど頑張っております。私も診療で患者さんと一緒に署名運動に取り組んでおりますが、百筆に達したら満足なところ、中には一桁違うほど熱心に取り組む先生がおり、その点では保団連にはかなり尽くしていると自負しております。協会として今後も、医師・歯科医師の経営と権利を守るために活動してまいります。

 世界では、新自由主義が席巻する中、貧富の差が拡大し、世界のトップ26名の年収が世界38億人の下層民の収入に等しい実態もあります。我々は自分たちの生活のためだけでなく、やはり弱い者、患者さんの生活に寄り添って医療を行わないといけません。

 最後まで熱心なご討議よろしくお願い申し上げます。

(2020年2月、第43回定期総会にて)

 



 新年明けましておめでとうございます。年頭に当たって明るい希望に満ちた一年にしたいものです。

 しかし昨年を振り返りますと、私達医師・歯科医師にとって種々な問題が未解決のまま先送りされた気がします。日銀短観で経済の悪化傾向が示される中、昨年10月には国民の過半数が反対しているにも拘らず消費税増税が強行され、景気と国民の暮らしに悪影響を与えました。現在病院の4割が人件費の高騰などにより赤字経営と報告され、医療をはじめ社会保障費の削減が声高に叫ばれています。一方、一般市民も70から74歳の医療費負担が1割から2割に倍増し、保険料も増える傾向にあります。

 財政縮小を目指す民意を無視したベッド数削減や公立病院再編統合リストの発表がされています。また、今年は診療報酬改定の年に当たりますが、どうやら財務省主導での削減傾向には歯止めがかからない様相です。私達の生活と権利を守る為にこれらの政策に反対の意を示したいと思います。

 また昨年は大型台風がいくつも日本を直撃し、関東や東北では多大なる災害に見舞われ、医療介護施設も例外ではなく浸水や停電で入院患者非難や営業停止に追い込まれたニュースが流れました。地球温暖化傾向に端を発するこれらの現象は世界で一番日本が顕著であったと報じられていました。

 これらの難しい問題が山積していますが、当岐阜県保険医協会では会員皆様の要望に応えるよう、会員拡大と協会役員刷新を図り、事務局員共々努力する所存ですので会員皆様の御支援御協力を切にお願いしたいと思います。

(2020年1月、新年のご挨拶)

 


 残暑お見舞い申し上げます。

 日頃、岐阜県保険医協会の活動に御支援御協力いただき、心から感謝申し上げます。

 当協会も会員各位の要望に応えながら、順調に行事を消化しているところです。このところ昨年の西日本豪雨災害の記憶も頭の片隅に残っているのに、九州や四国地方では長雨による被害が発生しています。東南アジアでの洪水やメキシコの季節外れの雹の害など地球温暖化によるのでしょうか?仲々足並みが揃わないようですが、各国の一層のCO削減への協力と対策が望まれます。

 一方、私達医療においても診療上、点数上の問題や従業員の問題、事業継承の問題などが山積し、難しい時代になって来ています。私達協会は少しでも会員が安心し、医療人同士が互いに話し合える横に繋がるプラットホーム作りを現在画策しているところです。日本の国是である平和と自由貿易を守り、教育、介護、医療を充実して世界から信頼と尊敬が得られるよう行動することが大切と思われます。今後尚一層の皆様の御協力を事務局共々願っています。

(2019年8月、新聞銷夏号でのご挨拶)

 


 第42回保険医協会の定期総会に多数のご臨席ありがとうございます。

 岐阜県保険医協会は、念願の会員数1700人に向けて活動に取り組み、何とか達成することが出来ました。維持するだけでなく、さらに1800人に向けて会を盛大に盛り上げたいと思っております。

 日本の人口は、80歳以上が1000万人を越えていますが、過去10年間に亡くなられた保険医協会の会員85名の平均年齢は70.8歳で、60歳代で亡くなられる方もみえます。国で今、働き方改革が議論されていますが、開業医は身を削って診療をしているのが現実ではないでしょうか。勤務医だけでなく、我々開業医の働き方も考えなければなりません。

 昨日の新聞には、「2024年の医師推計として、内科が約1万4千人、外科も5千人不足」とありました。医者がいっぱいいるように見えますが、偏在が問題となっており、先進国と比べると10万人少ないとも出ており、保険医協会では医師の養成は不可欠として運動しております。

 今年もまた保団連の活動に協力しながら、保険医協会の活動を盛り上げたいと思っております。理事、事務局ともども頑張ってまいります。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2019年2月、第42回定期総会にて)

 


 新年明けましておめでとうございます。

 今年はどんな年になるのでしょうか。平成30年の終焉を迎え、新たな元号が政令公布され、今上天皇の譲位が宣言されると翌5月1日には皇太子が第126代天皇に即位されます。即位後の行事に「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」と「即位後朝見(そくいごちょうけん)の儀」があり三種の神器のうち草薙剣(くさなぎのつるぎ)と八坂瓊勾玉(やさかにのまがたま)を新天皇が受け継がれます。この行事は憲法20条に政教分離を謳っているのに日本神話につながる意味を有します。こうして新しい時代の幕開けとなります。皆様もこの平成30年を振り返ると種々の想い出が去来することでしょう。

 日本にとって大きな戦争もなく平穏な30年とも言えますが、私達医療人には良い時代だったとは言えません。年々繰り返される医療費削減をはじめ社会保障費の目減りには怒りさえ覚えます。人々の暮らしを貧困に向かわしめ、特に生活保護家庭や下流老人など弱い立場の人には深刻な事態を呈し、富裕層との格差が増大し社会矛盾を感じます。

 また、昨年を振り返ると殺人的猛暑の夏と地震、台風、豪雨などの被害は甚大で自然災害の恐ろしさを味わった一年でもありました。地球温暖化対策を他国とも協調しながら積極的に進めなければ子どもや孫達に良い環境を残せない気がします。

 昨年は岐阜協会も理事役員の若返りと事務局員の増強を図っており、今年は多方面に張り切って参加し、是々非々で行動するつもりです。皆様の御理解御協力を切にお願い申し上げます。

(2019年1月、新年のご挨拶)

 


 残暑お見舞い申し上げます。

 日頃は岐阜県保険医協会の活動に御協力、御支援いただき心から感謝申し上げます。

 早いもので当協会が発足し、40年の月日が流れました。この間、諸先輩方の御尽力は勿論ですが、事務局の方々の努力も相まって、今年六月に悲願であった会員1700名を達成することが出来ました。私にとっても大いなる喜びです。

 さて日本列島では地震や豪雨などの自然災害が次から次へと起こり、新聞紙上を賑わしています。しかし人は試練を乗り越える事によって進歩するものです。諦めることなく粘り強く進まなければと思っています。

 今年春には6年ぶりとなる診療報酬・介護報酬同時改定が実施されましたが、実質上の引き下げと複雑な算定要件が強要され、当惑されている医療機関も多いのではないでしょうか。病める人々の負担が増えないよう、安心して暮らせる、また、幸福を実感できる社会福祉であって欲しいものです。

 政治の世界では、数を頼みの安倍政権は昨年からの森友・加計問題が依然としてくすぶり、米朝会談、米中露の日本を取り巻く国際情勢からも目が離せません。私達も国民の幸せを願いつつ、目をそらさず見守り、積極的に行動し、私達の要求が達成できるよう、事務局の方々共々努力する所存です。会員の皆様の御支援をよろしくお願い申し上げます。

(2018年8月、新聞銷夏号でのご挨拶)

 


 会長として4年が経過し、副会長や理事のご尽力、事務局の努力で、様々な活動を進めてきました。今後も皆様のメリットになる活動をさらに進めなければならないと考えています。

 今回、協会設立40年の節目を迎え、何よりも会員数1700人の達成が悲願です。あともう少しで達成でき、入会者と同程度の退会者もありなかなか増えないのが実情ですが、強い意志を持ち是非とも達成したい。

 江戸時代の儒学者、貝原益軒は養生訓のなかで、人は自分が何かに向かって前進しているという実感を持てる時にのみ努力や苦しみに耐えることができると述べています。日本の若者、子どもたちにも貧困と格差が広がり、外国の少年少女のような自国への誇りや将来への期待感が持てなくなっています。

 今年は6年ぶりの診療報酬・介護報酬の同時改定があり、診療報酬の本体改定率は0.55%プラスですが、別枠の薬価を含めると全体では1.25%マイナス。診療報酬が医院経営の原資であることを考えると由々しき問題です。加算が設けられる一方で、様々な施設基準や算定要件が課せられ、一層複雑になっています。

 我々は、診療報酬改善とともに、これまで取り組んできた医療制度を改悪させない運動も強めます。皆様方のお力添えをよろしくお願い申し上げます。

(2018年2月、第41回定期総会にて)

 


 新年明けましておめでとうございます。

 今年は6年に1度の診療報酬・介護報酬の同時改定が行われます。

 財務省は財政制度等審議会で、診療報酬は2%半ば以上のマイナス改定を提案してきています。これに対し我々協会・保団連は診療報酬・介護報酬引き上げ改定を求め、国会行動や集会を行い、皆様から御協力頂いた署名や患者からの声を議員を通して届けて参りました。

 去年を振り返りますと、あってはならない事ですが、我が協会歯科会員が患者とのトラブルの末、殺害されるという痛ましい事件が発生しました。これは患者と我々医療関係者との信頼関係が希薄になってきた証しではないかと感じています。早速大阪府保険医協会の尾内康彦氏の講演を企画し、会員皆様の要望にお応えすることができました。日常診療に於いても気を引き締め、事に当たらねばと反省させられました。

 秋には大雨や本土を縦断した台風の被害に泣かされましたが、一方、衆議院の総選挙が行われ、野党の分裂もあり、結果的に安倍政権が存続しました。ここでは国民の支持を盾に森友・加計問題の影も薄れるばかりか、愈々憲法改正が現実味を帯びてきました。事に当たっては平和を希求する医療人として行動するつもりです。

 今年は医療現場の将来を見据え、地域医療構想、勤務医の過重労働問題、後継者育成やスタッフ不足の問題、薬価に対する諸問題などを心に留め、役員や事務局員共々努力を惜しまないつもりです。今年一年皆様の御理解・御協力をお願い申し上げます。

(2018年1月、新年のご挨拶)

 


 残暑お見舞い申し上げます。

 日頃は岐阜県保険医協会の活動にご協力、ご支援賜り感謝申し上げます。

 空梅雨かと思いきや九州など各地では豪雨に見舞われ、これも地球温暖化現象の一つかも知れません。今や世界は米国の身勝手なナショナリズムに端を発し、中国、ロシア、北朝鮮、中東のアラブ諸国などきな臭い嗅いが漂ってきています。

 一方、国内においても数を頼みの盤石と思えた安倍政権も、森友・加計疑惑が表面化し、下村・稲田・萩生田各氏ら総裁派のお友達の失態が続き、7月の都議選では自民党は大敗北を喫しました。正に傲れる者久しからずの諺通りです。今後安倍首相はどのような責任を取り、どの方向に向かうのでしょうか。

 さて医療に目を転じますと医療費抑制・削減の風が10年前から吹き荒れ、我々は毎年厳しさを感じています。来年度の診療報酬改定もある程度の覚悟を持って臨まなければならないでしょう。

 厚労省も社会保障、特に種々なしかも複雑な方法でインセンティブとペナルティを使い医療提供体制を崩してきています。我々医療人にも一般市民のためにも日本の皆保険を守る声を大にして、この困難な時期を乗り切って行きましょう。今後も会員の皆様のご協力をよろしくお願い致します。

(2017年8月、新聞銷夏号でのご挨拶)

 


 会長職としてこの3年で感じたことは、毎日医療を行いながら問題が山積していることです。医療保険制度、診療報酬など不都合な点を理解し、患者・保険医のために少しでも良い方向へと、是是非非の立場で、現場の声を聞きながら声を上げてまいります。

 昨年も2回、患者負担軽減や診療報酬改善を訴えに議員会館などに陳情しました。そこで力になるのは、皆さんからいただいた署名だと改めて認識しました。「何とかして欲しい」という現場の願いを込めた署名があることで発言の重みが増します。今年もいろんな意味で皆さんのお力添えを得ることになりますので、ご協力をお願いいたします。

 医者と患者の関係にも変化が見られるようになり、これからの医療を考えるにあたっては、我々医師の立場だけを主張するだけでなく、患者さんの声も汲み取って、主張していかなければなりません。

 1月には悲しい事件があり、若い歯科の先生がお亡くなりになりました。患者が殺害したとして大きな問題になりましたが、これをただ「モンスターペイシェント」として普通はあり得ないことだと処理してよいものでしょうか。

 医者という仕事は社会全体を考える広い視野を持たなければなりません。例えば、医者だから医療のことだけを考えていればいいというスタンスではなく、沖縄問題や原発問題など、自分の目で見て理解し考えるセンスが必要です。医療現場のみならず、社会全体に興味を持ちながら、医療現場を良くしていくために今後一年また努力してまいります。

(2017年2月、第40回定期総会にて)

 


 新年あけましておめでとうございます。

 昨年中は保険医協会の活動に御協力、御賛同賜り、特に7月には会費値上げをスムーズにさせて頂き感謝に堪えません。

 この一年を振り返ってみますと、政治経済また医療分野において、世界、我が日本でも激動の渦の中にいる感があります。

 世界に強い影響力を持つ米国の新大統領に米国第一主義を掲げる過激な発言のトランプ氏が選出され、今後の彼の一挙手一投足が注目されます。また安倍政権も外遊や関係国との外交を盛んにされましたが、ロシア、中国を始め韓国や東南アジア各国との良い関係が簡単には築けそうにはありません。その中でも私が一番残念に感じたのは、唯一の被爆国である我が国が核兵器禁止条約交渉開始の国連決議に反対票を投じた事です。オバマ大統領の広島訪問が実現し、核兵器廃絶の先頭に立つべき我が国にとって何と体たらくな現実でしょうか。あのように悲劇を繰り返してはならないと思います。

 各地の地震や異常気象など暗い報道が続きましたが、社会保障、医療関係も例外ではありません。保険料を上げ年金などの支給を下げ、600万人以上いる下流老人や貧しい家庭の子ども達の暮らしはどうなるのでしょう。一方我が国には現在、100歳以上の長寿(センテナリアン)の方が6万人以上おられます。この方達は我が国の誇りですが、遺伝子より環境因子(日本食や地中海食に代表される食事内容、運動の負荷、生きがいなど心の問題)に深く関係しているそうです。皆が夢を持ち幸福感に包まれた社会になって欲しいものです。また我々医療人も経済面ばかりを強調し追い求めるのではなく、モラルを取り戻し国民に信頼される医療界であってほしいと願っています。

 今年一年、保険医協会は保険医の地位向上に向けより一層の活動を進める所存です。皆様の御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。

(2017年1月、新年のご挨拶)