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第48回定期総会にぜひ御参加ください
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平素は国民医療の向上と保険医の生活と権利を守る協会の、署名活動をはじめ各種アンケートなどに御支援、御協力賜り、深く厚く御礼申し上げます。また先生方の日々の地域医療への御奮闘に心から敬意を表します。
昨年2024年は、円安物価高が続く中での実質6期連続のマイナスとなる、現場の声を全く顧みない診療報酬改定が6月に行われ、我々は煩雑な報酬体系の設定等で大変な苦労を強いられることになりました。そして10月の長期収載品の選定療養費導入や、12月の保険証新規発行停止に伴う現場の混乱は、今年さらに顕在化していくと思われます。さらに本年もすでに、政府による高額療養費の適応上限の引き上げ案提示など、相変わらず富める財界からの負担も、増え続ける防衛費の抑制も求めずにおきながら、困窮する国民間で負担を分かち合わせ「世代間分断」までも引き起こさんとする姿勢は、さらに強まるばかりです。国民皆保険と社会保障を堅持し、持続可能な医療提供体制を構築しようという我々の運動を、本年も先生方と手を取り合い、力強く進めていく必要があると考えております。
さて、当協会は岐阜県保険医協会第48回定期総会を、2025年2月23日(日・祝)午後1時30分よりグランヴェール岐山にて開催いたします。記念講演は「マイナ保険証と保険証廃止~担当記者の取材録」と題し、中日新聞東京本社(東京新聞)編集局デジタル編集部編集員である、長久保宏美氏にご講演を賜ります。東京新聞はこの間、マイナ保険証の強制と保険証の廃止にかかわる問題を集中的に紙面で取り上げ、保団連および保険医協会の主張も広く世間に広める役割を果たしてきました。今回その取材チームのチーフたる長久保氏に、今の紙メディアの抱える問題点や課題、そして未来への展望とともに、この問題を語りつくして頂こうと考えております。今「現場」が抱えている問題をいかに広く伝え、共有し、あるべき姿に世の中を変えていくのか。我々のような労働団体の抱える問題意識と共通する点は多々あるように思います。皆様よろしくご参加のほどお願い申し上げます。
(2025-2)
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