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少ない年金に2割負担は大きな重荷
「受診を控えざるを得ない」の声
  「#医療費窓口負担2倍化止める」緊急WEB集会

 2月18日、国会内で保団連、日本高齢期運動連絡会、全日本年金者組合、中央社保協の4団体共同開催で「#医療費窓口負担2倍化止める」緊急WEB集会が開催された。当日は、全国40カ所を繋ぎ163人が参加。協会から竹田会長、加野・篠田副会長、事務局が参加した。
 集会は、2月5日に国会提出された医療制度改革関連法案の審議を控え、今国会での法案成立阻止に向け、緊急的に世論を広げるために開催された。
 集会では、各団体から寄せられた「75歳以上窓口負担2割化撤回を求める請願署名」4万5475筆を臨席した国会議員12人に手渡し。署名は、今回提出分を含め78万2563筆に到達しており、臨席した野党議員からは「コロナ禍には共助・公助が必要。負担増は考えられない。」「コロナ禍でなくても負担増で受診抑制。命の危機から守りたい」など法案廃案に向けた強い決意が示された。

フロアからも声“2割負担で医療が遠ざかる”


 各団体からの報告では、全日本年金者組合の代表者アンケートに寄せられた声として「消費税増税や後期高齢者医療の保険料引き上げなどが生活を圧迫している。気分が暗くなる。」「今でも医療費が高く、年金も目減り。2回に1回は通院できなくなる」など生活苦が増す中でさらなる受診抑制を懸念する声を報告した。
 医療者を代表して竹田会長も「窓口負担増に多くの患者が悲鳴をあげている。医療者が率先し廃案に追い込もう」と訴えた。
 最後に行動提起として、2月下旬、3月下旬に集中して、「75歳以上2割負担反対」を国民に知らせる宣伝活動の強化を確認。署名も4月末までに百万筆を目指すことを確認した。

(岐阜県保険医新聞2021年3月10日号)