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「保険でより良い歯科医療を」6.6歯科総決起集会
歯科医療充実に向けて請願署名を一層取り組もう!
 協会は、通常国会最終盤の6月6日、歯科医療費の総枠拡大などを求めて、参議院議員会館での「保険でより良い歯科医療を求める」6.6歯科総決起集会に参加。岐阜から、篠田・柴田副会長が出席した。主催は「保険で良い歯科医療を」全国連絡会。集会には、歯科医師や医師、患者団体など、350人のほか、与野党の衆参国会議員14人も出席した。
 集会後には県選出国会議員に歯科医療の充実を陳情し、大野泰正参議院議員と面談した。

患者・医療者双方から歯科医療充実の訴え


 集会は、歯科医療危機打開に向けての基調報告に続き、各県・各地区歯科医師会や国会議員からのメッセージの紹介や国会議員の挨拶、歯科医療を取り巻く実態が相次いで報告された。経済的理由による支払困難、歯科技工士の労働環境悪化、低く据え置かれた歯科診療報酬など、患者・歯科医療関係者ともに歯科医療充実を願う訴えが多数あり、2020年診療報酬改定に向けて、「保険でより良い歯科医療を求める」請願書名をさらに一層強めていくことを確認した。最後にアピールを採択して終了した。
 集会には、日本歯科医師会をはじめ、歯科医師会や歯科技工士会、歯科衛生士会など23団体、18人の国会議員から賛同メッセージが寄せられ、当日は代表して、日本歯科医師会、羽島歯科医師会からのメッセージが紹介された。本集会に、ご賛同いただいた各団体の方々にこの場を借りて厚くお礼申し上げる。

引き上げ幅の議論はあるができるだけのことはしたい(大野議員)


 集会後には、県選出国会議員8氏の議員事務所を訪問し、「患者窓口負担軽減」「保険のきく歯科治療範囲の拡大」「歯科技工士の処遇改善」「歯科衛生士が活躍できる施策」「診療報酬引き上げ」「歯科医療充実の予算確保」の6項目を要請した。当日は、大野泰正参議院議員本人と面談でき、歯科初・再診料の医科並みの引き上げや補綴点数の引き上げなどを強く訴えた。
 大野議員からは、「どこまで引き上げるか議論の余地はあるが、入れ歯をこれだけの安い費用で製作できるのは日本だけ。我々もできるだけのことはしたい。自民党では口腔の勉強を行っており、先生方もご協力いただきたい。」と述べた。

「保険でより良い歯科医療を求める署名」現在1026筆


 請願署名は全国四十協会で取り組まれており、協会の催しものの際にも参加者に呼びかけるなどして岐阜協会として1026筆の協力が寄せられている。医療機関でも、署名のお願いにまで話が至らなくても、患者さんと「現在の歯科医療」について一緒に考えるツールとしてご活用いただければ幸いである。第1次締め切りは9月20日(金)、最終締め切りは11月8日(金)を予定している。署名用紙やはがき署名入りポケットティッシュ、「プチ 歯の検定」リーフなどの追加注文も受け付けている。
 次回改定に向けて歯科医療充実の世論を高めるためにも、今一度、署名運動への取り組みをお願いする次第である。

請願署名用紙、はがき署名入りポケットティッシュ(100個入り、250個入り、500個入り)、「プチ歯の検定」リーフなどの追加注文も受け付けております。協会までお気軽にご連絡ください。

(岐阜県保険医新聞2019年7月10日号)