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活動方針

2019年度活動の重点

1.「ストップ!患者負担増」の声をさらに大きく


 統一地方選挙、参議院選挙までは患者窓口負担など国民負担引き上げに関する議論は表だって報道されないとの憶測があるが、改革工程表に組み込まれた計画は着々と準備が進められている。後期高齢者窓口負担原則二割化に向けた法案を国会に提出させない運動とともに、その他の制度改革を許さない運動を行う。

2.保険診療をめぐる諸問題に取り組む


 改定の度に複雑になる診療報酬について、情報提供を正確・迅速に行うとともに、疑義の解説、相談活動など会員の日常診療に即した対応につとめる。
 社会保険診療報酬支払基金法改定をはじめ審査・支払いをめぐる再編が進行している。また、指導、監査に加え、近年、適時調査が計画的に確実に行われている。引き続き情報収集につとめるとともに、指導や調査に対抗しうる医療機関の体制づくりに寄与する。
 日常診療で生じる診療報酬の不合理を集約し改善を求める運動も引き続き行う。

3.医療政策に対し現場の声を届ける活動の推進


 国保の都道府県単位化が行われ、各市町村においても各種の見直しが行われている。今後の経過に注目するとともに国保の制度改善を働きかける。地域医療構想についても地域の病床を守り維持するよう提言していく。医師の働き方改革、情報インフラを活用したデータ収集事業など医療に対する一方的な政策が進められている。これに対し協会は会員の日常診療に即した立場で現場からの声を上げていく。

4.真の消費税非課税と損税解消を求める運動


 消費税損税対策として行われる診療報酬上乗せは、患者窓口負担を増やすことになる。これでは医療は消費税非課税とはいえない。また、医療費削減が叫ばれている一方で、税の対策費を医療費に肩代わりさせるのは矛盾であり、保険者の財政にも影響を与える。消費税増税そのものへの反対とともに、引き続き医療へのゼロ税率適用を求める運動を続ける。

5.会員のニーズに応える活動


 研究会・研修会をはじめ、文化活動など会員の多様なニーズに応えるとともに、県内各地の会員に向けた取り組みを行う。会員にとって身近な頼りになる協会となるよう努力する。

6.他団体との連携、市民と結びついた活動を


 医師・歯科医師はもちろんだが、介護関係、薬剤師、歯科技工士など地域医療に関わって尽力しているにもかかわらず、様々な困難を感じている方は多い。自治体アンケートで各自治体も現在の社会保障政策に悩みを抱えていることがわかった。各種団体や行政とも懇談や共通の行事に取り組み協力し合う関係を構築する。一般市民と結びついた活動を行う。

7.共済三本柱の普及強化


 保険医年金、休業保障制度、グループ保険は制度内容、規模の大きさなど医師・歯科医師にとって最良の共済制度である。病気や老後に備えを持ち安心して日常診療に励んでいただけるよう加入をすすめる。医賠責などその他の共済制度への加入もすすめる。

8.憲法守る運動など社会の課題に取り組む活動


 命と平和を守る医師・歯科医師として社会で課題となっている諸問題に関心を持ち運動を推進する。特に今年度は国会に改憲発議の動きがあり看過できない。引き続き「ヒバクシャ国際署名」などに取り組む。

9.会員を増やし確固たる組織づくりを目指す


 会員を増やし確固たる組織づくりを行う。会員拡大の他、勤務医対策、女性医師・歯科医師の活動などきめ細やかな対応が求められることから、新たに組織部を立ち上げる。また、女性部設立をめざし準備会を設け活動を進める。IT委員会は業務を再編することにより解消する。その他の専門部会・委員会は活発に活動を行い多面的で魅力ある協会活動を実現する。