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医療者の声を国に届けよう
低医療費政策に物価高が追い打ち
賃上げ、人員確保のため診療報酬大幅引き上げを
 協会は、2024年改定での診療報酬大幅な引き上げに向けて、別掲の「すべての医療機関を守るため診療報酬の大幅引き上げを求める医師・歯科医師要請署名(会員署名)」に取り組んでいる。
 長年の低医療費政策の下、感染対策費、医療材料費の高騰、物価高で厳しい医院経営を強いられている。診療報酬が低いままでは、物価高騰に見合う賃金の引き上げは到底不可能。医療現場の人手不足、労働環境悪化に拍車をかけ、診療に欠かせない医薬品も不足している。コロナ禍を耐え抜けたのは医療者の献身的な支えがあったからである。公的医療を提供する保険医療機関を守ることは国の責務である。
 同時に、物価高で厳しい生活を強いられる国民にも、必要な医療が受けられるよう、患者窓口負担を軽減すべきである。
 当署名は、FAXのほか、月刊保団連11月号にも同封している。既に「賃上げ、物価高に見合う診療報酬を」「スタッフ、常勤医が確保できない」「歯科は点数が低すぎ」「医療者の良心で支えるのはもう限界」の声が寄せられており、第一弾として10月19日の国会行動で県選出国会議員に届けた。今後も12月13日会期末の臨時国会期間中に繰り返し国に訴える。締切は11月24日(金)。医療現場の切実な実態を国に訴えましょう。
 要請主旨をご理解いただき、医師・歯科医師要請署名にご協力をお願いいたします。

深刻な人手不足と低報酬、介護事業所も相次ぎ閉鎖
請願署名にご協力を


 介護現場の状況も深刻です。慢性的な人手不足と低報酬で必要な介護が提供できず、利用者も度重なる負担増で必要なサービスを利用できない状況。介護事業所の閉鎖も相次いでいます。
 協会も保団連が加盟する中央社保協の「介護保険制度の改善、介護従事者の処遇改善を求める請願署名」に取り組むこととし、月刊保団連11月号に同封しました。締切は11月24日(金)。
 それぞれの要請主旨をご理解いただき、何卒ご協力をお願いいたします。

▼ 診療報酬の大幅引き上げを求める医師・歯科医師要請署名(会員署名)

▼ 介護保険制度の改善、介護従事者の処遇改善を求める請願署名


(岐阜県保険医新聞2023年11月10日号)