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#いのちまもる10・19総行動 (東京・日比谷音楽堂)
物価高に喘ぐ医療、社会保障を守れ! 賃上げに医療・介護の報酬アップ |
保団連は臨時国会を翌日に控えた10月19日、国会行動を実施した。12月13日会期末の臨時国会では、物価高に伴う追加経済対策をはじめ、新年度予算編成に向けて診療報酬・介護報酬の改定率も議論される。
午後には、保団連など医療団体が「いのちまもる 医療・社会保障の拡充で、いのちと人権まもる政治へ転換を10・19総行動」を開催した。全国から医療従事者、介護職、保育士など約2400人が日比谷野外音楽堂に参集。当日は、ザ・ニュースペーパー番外編のコントやリレートークも行われた。
リレートークでは、医療・介護・看護などから深刻な労働環境が相次いで報告。「全産業平均より月7万円低い給与の引き上げを(保育)」「月6千円の賃上げではゼロが一つ足りない(介護)」「救急搬送先確保が困難、深刻な人手不足で過酷な労働実態(看護)」と報告があった。
医師・歯科医師を代表し、山崎利彦保団連理事(埼玉協会)は「健康保険証を廃止させないため、国民の命、健康、安全を守るために声を上げていこう」と強く訴えた。
集会には、国会議員、医療関係団体など89通の賛同・メッセージが寄せられた。県内からも13団体・個人から寄せられた。この場を借りて厚くお礼申し上げたい。
【集会スローガン】
①医療・社会保障の拡充で、いのちと人権まもる政治への転換を
②すべての医療・介護・福祉従事者の大幅賃上げと処遇改善、人員増にむけた診療報酬・介護報酬の大幅引き上げを
③患者・利用者の負担増ストップ!公衆衛生体制の拡充を!地域の医療・介護をまもれ!
④国民皆保険制度をなし崩しにさせる保険証廃止の撤回 |
診療報酬低いままでは賃上げ困難
午前の国会行動では、現在取り組んでいる「診療報酬の大幅引き上げを求める医師・歯科医師要請署名」を携え、篠田副会長と事務局が県選出国会議員7氏の事務所に陳情した。「感染対策費や物価高でコスト増。公定価格の診療報酬が低いままでは賃上げ困難」「人員不足、医薬品不足もあり現場は疲弊」「歯科は経営基盤が弱い。円高で金も高値、材料費が経営圧迫」と秘書に訴え、診療報酬大幅引き上げに理解を求めた。
また保険証廃止問題についても「相次ぐマイナ保険証トラブルで利用率は5%を切った。国がトラブル回避に保険証持参を呼びかける中、来秋の保険証廃止はあり得ない」と保険証存続を訴えた。
保団連は、臨時国会会期中、国会行動を積極的に実施し、診療報酬大幅引き上げ、保険証廃止反対、歯科医療改善などの重要課題を繰り返し訴える予定である。
(岐阜県保険医新聞2023年11月10日号)
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