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10.10 歯の供養祭
使い終わった入れ歯に感謝を込め供養
当日は市民も参列し、焼香をあげた
 地域医療部は、10月10日に岐阜市・乙津寺で「歯の供養祭」を開催した。今回が初めての開催であり、捨てられずに手元に残ったままになっている入れ歯などを協会で引き取り、今まで身体の一部として頑張ってくれた入れ歯に、感謝の意込め供養することを目的に開催した。
 入れ歯などの供養は、地元では「梅寺」「鏡島弘法」の別名で知られる乙津寺にご協力いただいて実施し、当日は役員・市民合わせて11人が参列した。永田地域医療部長の司会の下、稲葉理事が祭文朗読を行い、乙津寺の梅園高秀住職の読経後、参列者が順に焼香をあげた。当日はマスコミ取材もあり、ケーブルテレビCCNや中日新聞、岐阜新聞の取材を受け、後日放送や各紙に掲載された。
 今回、事前に入れ歯や抜去歯などが協会会員・市民合わせて31件から送付され、入れ歯120床、抜去歯108本、差し歯・冠・インレーなど14個が協会に届いた。当日持ち込みも受け付けており、入れ歯・抜去歯の持ち込みが6件あった。送付された入れ歯と共に手紙が同封されていることもあり、「長年世話になった義歯を納める所に困っていたので大変ありがたく思います」といった言葉が添えられていた。また当日「子どもの乳歯を供養してほしくて持ってきた」と訪れた母親もいらっしゃった。
 収集した入れ歯などは金属部分を精錬・リサイクルし、そのリサイクル益は何らかの形で寄付する。なお今後も歯の供養祭を続けていくことを予定しており、行き場のない入れ歯等の行き先の一つとして役立てればと考えている。
 最後に会員の先生方にもご協力をお願いしており、患者さんに御声掛けいただきました先生方にはお礼申し上げます。次回開催時も周りにお困りの患者さんがいらっしゃったらご紹介などいただき、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

(岐阜県保険医新聞2021年11月10日号)