協会・保団連は、2022年度診療報酬改定に向けた運動として、「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」に取り組みます。コロナ禍で歯科医療機関への受診控えが進み、患者・国民の口の中の状況が悪化する中、すべての国民が安心して受診できる政策が求められています。 |
歯科医療が「感染症の予防」「基礎疾患のある患者の重症化予防」など全身の健康に重要との認知が広がる中、団塊の世代が75歳以上となる2025年を控え、歯科医療の役割はますます重要になっております。
昨年4月の新型コロナの感染拡大期には、厚労省の事務連絡「緊急性がない歯科治療は延期を」やワイドショーでの報道による風評被害に遭い、歯科は大きな影響を受けました。しかし、歯科医療機関では新型コロナのクラスターが発生しておらず、歯科治療でのコロナ感染リスクが高くないことや、感染防止対策が徹底されていることは明らかです。
コロナ禍で歯科医療機関への受診控えが進んでおり、患者・国民の口の中の状況は悪化しています。今こそ、すべての国民が安心して受診できる政策が求められています。
これまで署名は累計200万筆
歯科医療充実に寄与
「保険でより良い歯科医療を求める請願署名」は、2007年以降、全国で累計200万筆近くを集約し、岐阜でも前回は3175筆の署名を集め、国会に届けることができました。
この署名の成果として、歯管の算定時期の規定廃止をはじめとした歯科診療報酬の改善、保険給付の一部拡大に寄与しており、患者、国民に共通する請願項目を掲げた結果といえます。
つきましては、趣旨をご理解いただき、何卒ご協力いただきますようお願い申し上げます。歯科医療充実の署名ではありますが、医科の先生方もご協力いただきますようお願い申し上げます。
また今回は、歯科の先生には新たに一筆署名もお送りします。「私のひとこと」欄に、「コロナ禍で診療に取り組む医療従事者の声」もお寄せください。「患者さんの声」でもOKです。
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【実施要領】
● 署名用紙(一筆署名、5名連記)のほか、趣旨を理解していただくためのリーフ「コロナに負けずお口の健康を守るために」も月刊保団連5月号に同封してお送りしました。
● 第一次締切は6月末。最終締切は11月末。
● 追加の署名用紙やリーフ、署名ハガキ入りポケットティッシュをご希望の方はご連絡ください。無料でお送りいたします。
【請願項目】
● お金の心配をせず、安心して歯科医療が受けられるよう、窓口負担割合を下げてください
● 健康保険で受けられる歯科治療の範囲を広げてください
● 歯科医療の充実に必要な国の予算を増やしてください
▼請願署名用紙(5名連記もあります) |
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▼請願署名(チラシ面) |
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▼署名ハガキ入りポケットティッシュは100個入り、250個入りがあります |
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▼リーフ「コロナに負けずお口の健康を守るために」 |
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(岐阜県保険医新聞2021年5月10日号)
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