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第44回定期総会を開催
2021年度活動方針を承認
 記念講演で「新型コロナの臨床知見」解説
 協会は2月28日、ホテルグランヴェール岐山で第44回定期総会を開催した。当日は、「コロナ禍の医療機関の経営を守る活動」などを柱とする新年度活動方針、決算、予算、決議を賛成多数で承認。コロナ特措法に基づく緊急事態宣言下での開催のため、感染拡大防止を考慮し内容を簡略化して開催した。記念講演は、公立陶生病院感染症内科主任部長の武藤義和氏がオンラインで講演し、会員・家族など43人が出席した。

新年度方針を決定。すべての議案を承認


 総会は江口副会長が司会を務め、最初に2020年度の物故会員13人に黙とうを捧げた。
 竹田会長は挨拶で「昨年一年は新型コロナウイルス拡大により活動全体が制限された。患者の受診控えで苦しい医院経営を強いられる中、医療機関への財政措置を国や自治体に繰り返し要請し、補助金・支援金の申請方法も会員に提供してきた。今国会に法案提出された75歳以上窓口負担2割化は、更なる受診抑制と健康悪化、医院経営悪化に繋がる。廃案に向けて全力で取り組む。」と訴えた。
 議事は、岐阜市の今泉松久先生が議長を務め、当日の出席者数と、欠席者からの委任状375通を報告し、「総会成立」を宣言、議事に入った。
 議案の2021年度活動方針は永田副会長、決算・予算は河合副会長、会計監査報告は井口監事、決議は加野副会長が提案・報告し、それぞれ賛成多数で承認された。
 新年度の活動方針は、引き続きコロナ禍の医療機関経営を守る活動をはじめ、75歳以上窓口負担2割化反対などストップ!負担増の取り組み、衆院選対策、診療報酬改善など10項目。9月に岐阜で開催予定の保団連医療研究フォーラムについては、永田副会長が「感染拡大状況やワクチン接種状況を見据え慎重に判断したい」と説明した。

これまでのコロナ治療を解説、各科からの質問にも回答


 記念講演は、公立陶生病院感染症内科主任部長の武藤義和氏が「COVID-19から1年、現場における思いと経験」と題して講演。新型コロナの1年を振り返り、これまでの臨床知見やワクチンの効果について分かりやすく解説。質疑では、各科の治療に対する質問にも丁寧に回答いただいた。講演のもようは中日新聞、岐阜新聞、NHKが紹介した。
 当日は、来賓挨拶は来賓メッセージに変更、大人数の会食となる懇親会も中止した。


(岐阜県保険医新聞2021年3月10日号)