クイズで考え請願署名で国民の声を国会に
9月からスタートした請願署名とクイズチラシには、既に多くのご協力をいただいており感謝申し上げます。一筆でも多くの請願署名を国会に届けたいので、引き続きのご協力をお願いします。
来年度予算審議に向けて
来年度予算の概算要求では1兆円は必要とされる社会保障費の自然増分を6000億円に抑え、今後の予算折衝でも社会保障費削減の工程表で示されている患者負担増の計画が俎上に上ることは必至で、患者負担増反対の声をより多く国会に届け食い止めなければならない。
窓口負担増の計画は全ての世代に関わるものが計画されている。また、後期高齢者の窓口負担の2割化も、後期高齢者本人だけでなく家族など周りの方々の負担も重くなり、国民生活全体への影響が心配される。「社会保障費削減はしょうがない」という論調をはね返す世論づくりが必要である。
署名とクイズ、同時進行
これまでは別々に行っていた請願署名と「クイズで考える私たちの医療」を、今回は同時進行で行っている。患者さんに医療に関する問題をクイズ形式で考えていただき、「これは困る」「それなら署名しようか」と協力していただく相乗効果を期待している。
内容は切実だが、署名用紙もクイズチラシもカラフルで親しみやすい。請願項目もクイズもわかりやすいと評判で、診療の待ち時間を少しでも楽しく過ごしていただくのに役立てていただきたい。
以下に、9月中にクイズに応募された方のご意見欄から患者さんの声を紹介する。
応募ハガキの意見欄から
○ 医療の負担が多くなると家計が苦しくなる。税金を医療費に有効に使ってほしい。(50歳・女性)
○ ヒントがわかりやすかった。患者負担がこれ以上増えることのないことを望みます。(45歳・女性)
○ 医療費支出増、年金受取額減少で受診できなくなる人が増えると思われ、据え置きが望ましいと思う。(18歳・男性)
○ クイズに参加して、初めて知ることばかりで学ばせていただきました。(21歳・女性)
○ 噛み合わせが運動機能に直結していることを知り、歯の健康の大切さを再認識しました。(51歳・女性)
○ 高齢者いじめは止めてほしい。(80歳・男性)
○ ドイツやイギリスでは外来の患者負担が無料であることを初めて知りました。(30歳・女性)
○ 両親とも80歳代。それぞれ病気を抱えたうえ治療費の心配までして、病院に行きたがらないということが起きている。(56歳・女性)
○ 窓口負担が増えると、受診をためらって病気の早期発見ができず重症化してしまう。(30歳・女性)
○ 将来自分が75歳になるころには3割負担になっているのではないかと不安です。(37歳・女性)
請願署名・クイズのご応募のお願い
会員の皆様には月刊保団連9月号とともに署名用紙とクイズチラシを10枚ずつ、署名とクイズのポケットティシュを1個ずつお送りしました。返信用封筒も同封しました。
まずは先生とご家族、従業員の皆さまに、更に、患者さんや周りの方々に広げてください。
署名は日本国籍を持つ方及び日本国内に在住の外国人の方であれば未成年の方も含めてどなたの署名も有効です。クイズもどなたでも応募できます。
署名用紙は全部埋まらなくても結構です。個人情報が気になる方には、どんどん署名用紙を取り替えてください。
◎締め切り
秋の臨時国会に提出します。11月、12月の国会行動で提出しますので11月末までにお送りください。間に合わない場合でも、次に提出する機会がありますのでお送りください。
◎追加分をご注文ください
署名用紙などは、お送りした注文用紙を利用してFAXでお気軽にご注文ください。電話でもかまいません。無料でお送りします。
岐阜県保険医協会 FAX058-267-0712/TEL058-267-0711 |
(岐阜県保険医新聞2018年10月10日号)
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