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第40回定期総会
患者負担増を止めよう
 2月26日、岐阜会館で第40回定期総会を開催した。患者負担増の計画が進む中での総会開催であり、請願署名をはじめ国民とともに国民皆保険を守る運動に取り組む方針を定めた。

 総会は竹田副会長の司会で進められ、最初に2016年度に亡くなられた8人の会員に黙祷を捧げた。会長挨拶、来賓挨拶、祝電・メッセージの紹介を行い、議事に移った。
 議長は森芳郎先生が務めた。第一号議案は柴田副会長が、2016年度の活動の成果を報告し2017年度の活動方針を提案、更に活発に活動する決意であると締めくくった。第二号議案・2016年度決算を篠田副会長が、会計監査報告を井口監事が報告した。第三号議案・2017年度予算も篠田副会長が報告した。
 また、今年度は第四号議案として規約改定も行った。別記の通り、第6章第14条に「総会は会員の10分の1以上の出席を必要とする。但し、委任状による出席を認める。」という一文を加筆するものである。第41回定期総会からは会員の10分の一の出席(又は委任状)を持って、総会成立となる。これまで以上に総会への多数のご参加をお願いするものである。なお、ご欠席の場合は委任状のご提出にご協力いただきたい。
 以上、議案は全て異議なく、それぞれ拍手によって承認された。最後に、第五号議案・決議を採択し総会を終えた。
 総会議事の後、記念講演、懇親会を行い定期総会を終了した。

岐阜県保険医協会規約の一部改定について
第6章会議の第14条について下記の通り改定する。
第6章 会 議
第14条 総会は、本会の最高決議機関であり、年に1回、会長がこれを招集する。総会は、会員の10分の1以上の出席を必要とする。但し、委任状による出席を認める。


記念講演「医療・武術を含む江戸時代の科学技術」
当時の技術力の高さに驚き


砲術研究家 澤田 平氏(写真左)
 会場を移し、記念講演会を行った。講師は砲術研究家でテレビなどでご活躍の澤田平氏で、テーマは「医療・武術を含む江戸時代の科学技術」。
 澤田氏は鉄砲ばかりでなく刀剣、医学資料、和時計など戦国時代、江戸時代の様々な蒐集品をお持ちだが、その中から3メートル近い火縄銃やエレキテルの復元品など50点以上の品物を大阪から運んでこられ、間近に見せていただいた。
 講演の中で、日本人は種子島の鉄砲伝来で、鉄のパイプやネジなどを初めて見たが、瞬く間に製作技術を開発した。単なるコピーではなくオリジナルを開発する能力は日本人の特徴であると、当時からの日本の高い技術力を紹介された。大垣鉄砲隊の隊員の方も衣装を身に着けて登場し、火縄銃の撃ち方などデモンストレーションをして楽しませていただいた。
 講演の最後には、参加者全員が展示物に近づいて自由に拝見させていただきながら澤田氏による解説をお聞きすることができた。
 長年の研究・調査に基づく興味深いお話と、実際に資料を拝見でき、楽しい講演会であった。

(岐阜県保険医新聞2017年3月10日号)