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保険医新聞6月号主張

参議院選で社会保障充実の世論を
 参議院選挙が7月に予定されています。先に行われた統一地方選挙では政治勢力に大きな変化は起こらず、際立ったことは投票率の低さです。棄権は選挙の結果に無条件に従うことに繋がると指摘されています。棄権は危険です。現状が変わらないばかりか社会保障改悪にますます拍車が掛かるからです。当協会は参議院選挙立候補予定者に当協会の「参議院選挙にあたっての保険医の重点要求」を送付しております。また当協会の掲げる要求に関する「参議院選挙候補者アンケート」をお送りしその結果を紙面でご報告させていただいております。是非とも皆様、投票に出かけ社会保障の充実を求める候補に一票を投じ政治を変えましょう。

 現在、会員の皆様には「2019年10月からの消費税10%中止を求める請願」署名にご協力いただいております。「既に決まっていることではないのでしょうか?」とよく聞かれます。「安倍首相はまだ最終判断をしていません。政権内部からも消費税増税中止の可能性を示唆する声が出てきています。」とお伝えしております。「今から署名して消費税増税を止められるものなら協力します。」とすぐに応じていただける患者さんが圧倒的に多数です。生活を壊す消費税増税が行われますと、患者さんの受診抑制に拍車が掛かることは明らかです。

 医療の「損税」問題については、厚労省は消費税率10%への引き上げに伴う対応として、初診料と再診料を引き上げる方針を示しています。これが実施された場合、10月以降の患者窓口負担が増えることになります。医療は非課税とする原則があるため、医療機関が患者さんからの怒りの矛先とされる可能性があります。その他にも、高すぎる国民健康保険料(税)、乳幼児医療費助成の範囲拡大や平和を脅かす憲法九条改憲の動きなどの争点があります。

 「国民生活の向上と保険医の生活を守ること」を目的とする岐阜県保険医協会では平和と社会保障の充実を求める政治の実現に向け英知を結集し総力を上げ頑張っております。同じ思いを持つ国会議員を少しでも増やし、社会保障抑制政策から充実政策への大きな転換を目指したいと切に願っています。そして、安全・安心で子ども、妊婦、障がいをお持ちの方々から高齢者などのすべての人々の尊厳が守られ一人ひとりが夢と希望を持ち、生き生きと生活できるような世の中になることをめざし、是非とも皆様、参議院選挙に行きましょう。

(2019-06)