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保険医新聞6月号主張

参議院選挙に行こう
「社会保障充実」への政策転換を
 2016年7月に参議院選挙が行われます。間接民主主義の日本において我々国民が国政にかかわる最も大切な唯一の機会です。当協会は特定の政党や候補者を支持することはなく、是は是、非は非というスタンスで保険医の生活と権利を守るとともに国民医療の充実と向上を願い、医科歯科連携して保険医の要求、国民の願う医療の実現を目指して活動しております。政党と候補者の主張によく耳を傾け、そしてよく見極め、是非とも投票に行き民意を示しましょう。

 当協会は昨年11月から12月にかけて患者受診実態調査を行いました(回収率26.9%)。調査に協力いただいた会員の中で41.2%が「この半年間に、主に患者の経済的理由によると思われる、治療を中断する事例があった」と回答され、また、44.8%は「医療費負担を理由に検査や治療、投薬を断られたことがある」と回答しておられます。窓口負担や患者の経済的な苦しさが受診抑制や治療中断につながり、医院経営にも影響を及ぼしています。さらに受診抑制が進むことは容易に予想されることであり、経済的理由のために本来受けるべき治療を受けられなくなり、患者が命の危険にさらされることに繋がります。患者にとって窓口負担は大変な重荷になっていることは明白であります。

 今夏の参議院選挙後には様々な患者負担増が計画されており具体化されます。具体的には①受診時定額負担、②市販類似医薬品の保険外し、③入院時の居住費徴収、④後期高齢者2割負担化、⑤高額療養費限度引上げ、など新たな患者負担増・給付減が目白押しであります。選挙と並び署名活動は当協会の医療改善運動の大切な柱の一つです。今回の診療報酬改定において湿布薬は処方枚数に制限が設けられたものの、反対署名で「湿布薬の保険外し」を阻止できたことは大きな成果であります。現在、署名運動として、「ストップ!患者負担増 さらなる患者負担増計画の中止を求める請願」を行っております。こちらもぜひご協力をお願いいたします。

 今回の理事会においては「参議院選挙に臨む私たち保険医の要求」を取りまとめ、政党、候補者やメディア関係者に送っています。参議院選挙は、社会保障の充実を掲げる我々の運動を実現するために大変重要な機会です。是非とも投票に行きましょう。

(2016-6)