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岐阜県保険医協会は保険医の生活と権利を守り、国民医療の充実と向上を図る事を目的とすると定めています。我が国では国民皆保険制度により「いつでも、どこでも、だれでも」安心して十分な医療が行われるような政策が望まれています。
しかし約1年前から新型コロナウイルスが発生し、他の先進国より罹患者は少ないものの、国民は一日一日の患者数を見守りながら一喜一憂し、精神的には十分とは言えない状態です。これらにより医療機関は一部の大病院は患者受け入れの為多忙を極め、一方私達の個人診療所では患者数減少により財政赤字に陥り苦慮している状態です。このような事態にもかかわらず、政府は十分な補償を与えているとは感じられず、財政赤字を表看板に十分な補償を出し渋っている状況です。
ところで当協会は県下の開業医師・歯科医師の約6割が会員で約1700名で成り立っています。私達理事も仲間を増やす努力をしていますが、会員の高齢化が進み廃院や訃報に接する機会が多くなっている気がします。どうしても政府に私達の要求を実現させる為には数の多さが必要です。是非新規開業された若い方や協会方針に賛同して頂ける勤務医の方々の入会を心から望んでいます。
当協会共済制度の三本柱として「グループ保険」「休業保障」「保険医年金」があり、多くの会員から感謝されています。これらは日常診療を安心して行う為にも、将来の保障のためにも非常に有利な制度と自負しています。また顧問弁護士、税理士と契約しており、保険請求に対する疑問や各種トラブルなどの対応に万全を期しています。
世間から見れば私達医師・歯科医師は孤高の存在であり、仲間作りが下手な方々が多いように思います。入会して頂き、協会が開催する講習会やレクリエーションを通して親密な仲間を作って頂けるのも当協会のメリットの一つと考えています。新年度のこの機会に是非ご入会して頂くことを切に願っています。
(2021-04)
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