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２０２３年度 県指導実施計画
集団的個別 医科１１月、歯科１０月
高点数個別 今年度も実施されず |
「２０２３年度県指導計画」と「２０２２年度県指導結果」が５月８日、東海北陸厚生局岐阜事務所から開示された。
本稿では、１月１９日付け厚労省事務連絡「令和５年度における指導監査等について」の内容も踏まえ、２０２３年度の県指導計画を中心に解説する。 |
集団的個別指導
２０２２年度に引き続き「集合形式」で実施
集団的個別指導は、医科は１１月に４８医療機関（うち病院４件）に対して、歯科は１０月に３０医療機関に対して集合形式で実施される（表１）。
集団的個別指導は、前年４～９月のレセプト１件当たりの平均点数が基準点数（医科病院の場合は入院分が平均点数の１．１倍、医科診療所、歯科病院及び歯科診療所の場合は入院外分が平均点数の１．２倍）よりも高く、類型区分ごとの医療機関の総数の上位より概ね８％に該当する場合に対象となる（表２、表３）。ただし、２０２１年度及び２０２２年度に集団的個別指導又は個別指導を受けた医療機関は除外される。
２０２３年度に集団的個別指導を受けた医療機関であって、２０２４年度も高点数医療機関に該当する場合は、２０２５年度に高点数を理由とする個別指導の対象となる。ただし、実施にあたっては、２０２４年度の実施状況を見極めたうえで実施の可否が判断される。
なお、自院の平均点数は、医療機関の開設者又は管理者が東海北陸厚生局岐阜事務所（ＴＥＬ０５８―２４９―１８２２）に電話照会すれば、本人確認のうえ、開示される。
個別指導
高点数個別２０２４年度から再開
高点数を理由とする個別指導は２０２３年度も実施されないが、２０２４年度からは再開の予定となっている。
高点数以外を選定理由とする個別指導は、次のとおり実施される。
医科では「情報提供によるもの」（１件）、「再指導によるもの」（１１件）の計１２件、歯科では「情報提供によるもの」（１件）、「再指導によるもの」（３件）の計４件が計画されている。
新規個別指導は、医科で２０２１年５月から２０２３年３月までに指定された２２医療機関（うち病院１件）に対して、歯科は２０２１年３月から２０２３年３月までに指定された１９医療機関に対して実施される。
なお、個別指導及び新規個別指導時における弁護士帯同、録音は被指導者の申し出があれば認められる。
集団指導
適時調査（厚生局岐阜事務所が、施設基準を届出している医療機関に直接赴いて、届出されている施設基準の充足状況を確認するための調査）は５７病院に対して実施される。なお、「実地での調査」が再開された２０２２年度は、５７件の計画に対して、４８件の実施であった。
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協会では現在、厚生局岐阜事務所に対して、「２０２２年度に実施された個別指導及び新規個別指導における指摘事項」等を開示請求している。
開示され次第、本紙及び協会ホームページに掲載するので参考にされたい。
また、指導に関する相談にも応じているので、お気軽に問い合わせいただきたい。
（岐阜県保険医新聞2023年7月10日号）
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