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【医科】2020年度改定に伴う点数の届出状況
 オンライン診療料の届出が68件、2年前と比べ53件増
 今次診療報酬改定で新設された点数等の届出状況が6月5日、東海北陸厚生局のホームページ上に6月1日現在のものとして掲載された。
 新設点数は、「婦人科特定疾患治療管理料」が49件、在宅患者訪問看護・指導料等の「訪問看護・指導体制充実加算」が4件、通院精神療法の「療養生活環境整備指導加算」が3件という届出件数であった。また、働き方改革を進めるために今次改定の目玉として新設された入院基本料等加算の「地域医療体制確保加算」(救急用の自動車等による搬送件数が年間2,000件以上と、病院勤務医の負担軽減及び処遇改善に資する体制の整備が要件)の届出件数は14件であった。
 算定要件等が変更された既存点数については、初診料の「機能強化加算」が277件(2018年4月:240件)、「オンライン診療料」が68件(同15件)という届出件数であった。オンライン診療料の届出件数が増加した要因として新型コロナウイルス感染症が影響したものと考えられる。
 機能強化加算の届出を行うには、①再診料の「地域包括診療加算」、②「地域包括診療料」、③「小児かかりつけ診療料」、④「在宅時医学総合管理料(在宅療養支援診療所又は在宅療養支援病院に限る)」のいずれかを届出している必要があるが、①~④のそれぞれの届出件数は、①「地域包括診療加算」が105件(2018年4月:95件)、②「地域包括診療料」が3件(同2件)、③「小児かかりつけ診療料」が35件(同30件)、④「在宅時医学総合管理料(在宅療養支援診療料又は在宅療養支援病院でない医療機関数を含む)」が481件(同467件)であった。
 今次改定で新たに届出が必要とされた「小児科外来診療料」は425件、「小児運動器疾患指導管理料」は28件の届出状況であった。

(岐阜県保険医新聞2020年7月10日号)