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歯科研究会
  • 歯科研究会は、情勢と会員の要望を参考に、診療に役立つ基本的診断・処置を重視して開催しております。
  • 歯科衛生士およびその他スタッフを対象に技能、資質の向上をはかる研修会も開催します。
  • 医科歯科合同研究会は、医科歯科一体の協会の特徴を生かし、共通のテーマで開催します。
 
歯科研究会

「その痛み、本当に歯が原因ですか?
~原因不明の歯痛・顔面痛を生じさせる身体疾患/精神疾患~」


 歯痛や顎関節症のように見えても、実際は医科領域の全く別の疾患であるということが少なくありません。講演では、歯痛・顔面痛を生じさせる疾患として、三叉神経痛/舌咽神経痛、TACs(タックス:三叉神経・自律神経性頭痛)、巨細胞性動脈炎などの疾患について、患者がどのような主訴で歯科を受診するのか、また、診断と治療法について、実際の症例を供覧しながら解説いたします。不必要な抜歯や抜髄を行ってしまわないためにも、歯科医が知っている必要がある知識です。

   講 師  静岡市立清水病院口腔外科
 口腔顔面痛外来 井川雅子氏
   と き  2024年12月15日(日) 午前10時~12時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階 協会会議室(WEB併用)
   (岐阜市吉野町6-14 TEL058-267-0711)
   対 象  歯科医師
   定 員  40人
   参加費  無 料
   備 考  参加希望の方は事前に協会までお申込みください。

歯科研究会(2024年開催報告)

「根拠・予知性をもった咬合再構成
 ~エビデンスを日常臨床にどう落とし込むか~」


 咬合位を改変する必要のある咬合治療(咬合再構成)では、多数の歯に対する介入が必要なことが多く、患者・術者ともに負担が大きいと言えます。そのため、「咬合再構成に踏み切る根拠」と「確実に治療を遂行するための技術」の双方が求められます。
 本講演では、咬合再構成にまつわるエビデンスを整理し、様々な症例に対する実際の咬合再構成を供覧し、どのように明日からの臨床に落とし込むかを皆様と議論したいと思います。

   講 師  東京医科歯科大学生体補綴歯科学分野
 講師 和田淳一郎氏
   と き  2024年10月6日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階 協会会議室
   対 象  歯科医師


「歯の糖化と老化に関わる研究の現状と展望
 ~電子顕微鏡で垣間見る歯のナノワールド~」


 老化医学や栄養学の分野で「糖化」という現象が話題になっています。血中の糖が体の至る所で悪さをすることで様々な疾患を引き起こすことはよく知られていますが、歯における糖化は、世間的に認知されておらずあまり話題になっていないのが現状です。今回は、歯に関連して糖化最終産物(AGEs)がどのように沈着し、組織にどんな影響を与えているのかを、歯科における糖化研究の方向性を踏まえてお話しさせていただきます。午後後半では電子顕微鏡を用いた様々な研究から分かった歯の破折や接着に関連した歯科臨床に関わる情報提供をさせていただきます。

   講 師  大阪大学歯学部附属病院口腔総合診療部
 助教 三浦治郎氏
   と き  2024年9月8日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階 協会会議室
   対 象  歯科医師


歯科スタッフ研修会

「歯周治療を成功に導くために!
~医療面接を活用し、私が患者さんを“みる”視点と考え方」


 これからの歯科衛生士に求められることは、患者さんのあらゆる情報を活用し、地域、生活背景、臨床現場等での問題解決能力です。 歯周治療に歯科医師とチーム医療で臨む私たちは患者さんを中心としてそれぞれの専門性を発揮することがベースとなります。そして、歯周治療の成功のカギとなるのは、医療面接と信頼関係を構築する事です。“どこをみて”“何を考え”情報収集をして活用するのか。知識、技術だけではうまくいかないところを一緒に考えてスキルアップしませんか。

   講 師  歯科衛生士 D–WESTAIL代表 西尾いづみ氏
   と き  2024年9月1日(日) 午前10時~12時
   ところ  台風に伴い「WEB配信のみ」で開催
   対 象  歯科衛生士


「歯科医院での点滴療法」


 近年、歯科でもアンチエイジングが大きな話題であり、点滴療法は、この新時代の歯科診療で重要な治療法と選択肢の1つです。
 本講演では、エイジングケアはもちろん、歯周組織の強化や外科処置後の創傷治癒促進など、歯科治療と併用することで非常に良い効果をもたらす高濃度ビタミンC点滴を中心に、これからの歯科治療における点滴療法の必要性とその可能性、歯科医院での取り入れ方などをお話します。

   講 師  ひまわり歯科クリニック 副院長 小林紗矢香氏
   と き  2024年8月4日(日) 午前10時~12時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階 協会会議室
   対 象  歯科医師


「見逃してはいけない口腔粘膜疾患」


 われわれ歯科医師は、患者の口腔粘膜の健康に責任を負う義務があります。口腔粘膜疾患の初診対応で最も重要なことは、早期に対応が必要な疾患、特に悪性疾患(がん)を疑う場合には早急に専門機関に紹介できるかどうかです。そこで、今回は口腔の粘膜病変症例を供覧しながら、Q&A形式で悪性を鑑別するポイント、早期対応が必要な疾患を解説させていただきます。明日からの診療にお役に立てれば幸いです。

   講 師  東京医科歯科大学歯学部長・
 大学院医歯学総合研究科長・
 顎顔面外科学分野教授 依田哲也氏
   と き  2024年7月21日(日) 午前10時~12時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階 保険医協会会議室
   対 象  歯科医師、医師


「昨今の口腔乾燥症患者の動向と対応
 ― COVID-19流行下の実情も踏まえて ―」


 口腔乾燥症は、口腔の乾燥感だけではなく、口腔の違和感や義歯不適合などさまざまな状態を含み、原因や誘因が複雑に絡み合っている場合も多く、その対応が困難となることもしばしばである。本邦における潜在患者数は約3000万人とされているが、近年、若年層の患者数も増加している。
 本講演では、昨今における口腔乾燥症患者の動向や口腔乾燥症の新分類の紹介、口腔乾燥症の診療の実際、漢方薬による治療法の有効性について述べたい。

   講 師  日本歯科大学新潟病院口腔外科講師
 口のかわき治療外来医長 中谷佑哉氏
   と き  2024年6月16日(日) 午前10時~12時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階会議室
   対 象  歯科医師、歯科衛生士


歯科スタッフ研修会

「SRPのお悩み解消 ~いまさら聞けないSRP~」【午前】


 SRP に対して悩みを持っている歯科衛生士が多いと感じています。パッションハンズオンセミナー(シャープニング・SRP習得コース)で12年間指導してきた経験からSRPの悩みとその解消につながる対策について話を致します。

「歯科衛生士の視点・思考
 ~どう見る?どう考える?
 歯科衛生士業務をブラッシュアップするために~」【午後】


 歯科衛生士が患者の何を見て何に気がつき、そして、どう考えるかにより患者への対応は大きく変わります。その視点と思考を示すことで、聴講される歯科衛生士の臨床力アップにつながれば幸甚です。

   講 師  株式会社PASSION代表
 日本歯周病学会 認定歯科衛生士 丸尾 操氏
   と き  2024年5月12日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  長良川国際会議場 大会議室
   対 象  歯科衛生士


「希少疾患先天性無歯症患者の欠損歯を
        再生する新規抗体医薬品の開発

  ~『歯生え薬』の研究開発にかけた30年~」


 先天性無歯症の原因遺伝子として、EDA1、WNT10A等が同定され、多くがマウスとヒトで共通である。USAG-1遺伝子欠損マウスにおいて、過剰歯を見出し、歯の数を増やすことができる標的分子を同定した。抗USAG-1中和抗体を作製し、先天性無歯症モデルマウスに投与することで先天欠如歯の形成が回復することを見出し、トレジェムバイオファーマ株式会社を起業した。ヒト化抗USAG-1抗体の最終開発候補物TRG035を決定し、非臨床試験を完了した。現在臨床試験の準備をすすめている。

   講 師  公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院
 歯科口腔外科 主任部長 高橋 克氏
   と き  2024年4月14日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師

歯科研究会(2023年開催報告)

病気を持った患者の歯科治療シリーズ

「歯科治療時に留意したい皮膚疾患
 ~ ベーチェット病を中心に ~」


 日常診療において口腔粘膜疹はしばしば皮膚疾患や全身疾患の診断へのきっかけとなる。その例としてベーチェット病、扁平苔癬、薬疹、尋常性天疱瘡が挙げられる。
 特にベーチェット病において再発性口腔内アフタは最も頻度が高い症状であり、多くの症例で初発症状となる。しかし、診断までに時間を要することが多く、注意が必要である。そこで、本講演ではベーチェット病を中心に、症状の特徴について鑑別疾患をまじえてお話したい。

   講 師  朝日大学病院皮膚科教授
 岐阜大学名誉教授 清島真理子氏
   と き  2023年12月6日(水) 午後8時~9時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師、コ・メディカル、コ・デンタル


Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「変容する医療トラブルへの対応と予防法」」


 近年、医療トラブルは増加し、その内容も大きく変化してきています。その原因の一つにスマホ社会の浸透がありますが、これまでまったくトラブルにならなかったことが、大きなトラブルに発展することも少なくありません。
 そこで今回、医療トラブルの特徴や最近のトラブル事例を踏まえて、医療トラブルへの具体的対応と予防法についてお話いたします。

   講 師  弁護士・歯科医師
 弁護士法人小畑法律事務所代表 小畑 真氏
   と き  2023年10月22日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師


病気を持った患者の歯科治療シリーズ

「認知症の基礎知識と最近の話題」


 高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、65歳以上の認知症患者数は2020年に約602万人、2025年には約675万人(有病率18.5%)と5.4人に1人が認知症になると予測されています。今回は一般内科医の立場から、認知症の基本的知識と認知症患者への対応、認知症の最近の話題を述べさせていただきます。

   講 師  永田内科 院長 永田正和氏
   と き  2023年9月6日(水) 午後8時~9時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師、コ・メディカル、コ・デンタル


Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「COVID-19対策から偶然生まれた革新的な口腔ケア用品の開発」


 みなさまは、口腔ケアが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染予防や家庭内感染の抑制につながることはご存じでしょうか?医療従事者であっても、なかなか理論に基づいた説明をすることは難しいと思います。我々は2020年の国際誌で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の受容体が唾液腺に多く発現することを世界に向けて発信しました。さらに、効果的な感染対策として、「MA-T」(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)を用いた口腔ケア用品を開発し、研究報告を続けています。コロナ禍の医療現場・介護現場における感染対策として提案していきたいと思います。

   講 師  大阪大学大学院歯学研究科
  顎口腔機能治療学教室 教授 阪井丘芳氏
   と き  2023年8月27日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師、コメディカル、コデンタル


「歯科における栄養療法
 ~見逃されていた現代病の一因を追う~」


 皆様は近年、それまで出会うことがなかった病態の患者さんが増えていると感じた事はないでしょうか。  例えば私が大学を卒業した頃は、鬱や俗に言うメンヘラの人などは見たことがありませんでしたが、今は割と普通におられます。また医学が進歩しているのに、糖尿病やがんの患者さんは増えています。そこまで行かないまでも、不定愁訴を抱えたまま歯科治療をしている人はたくさんおられます。
 釈然としない思いを抱きながら臨床に従事していたある日「生体の基本的な仕組みを利用し病態を改善する方法」を学ぶ機会に恵まれました。それがおそらく多くの人が大嫌いであったであろう生理学や生化学、その理論を臨床応用する「栄養療法」というものでした。そこには私が日々疑問に思っていたことを解決するためのヒントに溢れ、これは標準医療に加えるべき要素であると思うようになりました。
 振り返ると、我々は歯のことは何でも知っていても、命のことをどれくらい知っているのでしょう。そして歯科は痛みをとり噛めるように補綴をすれば、自動的に患者さんは幸せになってくれるものと思い込んでないでしょうか。治した歯で何を食べ、どうなってほしいのか、私はそういうビジョンが必要になると思うようになりました。
 本講演では「栄養療法」をキーワードに、日常臨床から見えてきた「社会」と「疾病」の関わりを私なりに俯瞰し、歯科が目指すべきもう一つ先のゴールを考えてみたいと思います。

   講 師  吉田歯科診療所デンタルメンテナンスクリニック
      院長 吉田 格氏
   と き  2023年7月9日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階会議室
   対 象  歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、学生


Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「インプラント患者さんにしてはいけない指導をしていませんか」


 根拠に基づいた医療(EBM)が言われて久しいですが、この中身はなかなか理解しにくい部分があります。基礎研究の結果が人では必ずしも当てはまるわけではないことは、EBMや臨床治験のことを思い浮かべればわかりますが、実際には基礎研究の成果をそのまま広告に使った製品が見られます。今回の講演では、インプラント治療をしている先生方の中で広まった誤解を中心に、「疫学」の視点で誤解をひも解きます。2023年1月に出された4学会合同の推奨などの情報もお届けします。

   講 師  東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科
      健康推進歯学分野 教授 相田 潤氏
   と き  2023年6月18日(日) 午前10時~12時
   開催方法  Zoomウェビナーによるライブ配信
   対 象  歯科医師


Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「歯科診療所での管理栄養士の活躍」


 当院では小児歯科診療から訪問歯科診療まで展開しています。診療内容も今までの歯周疾患管理や補綴という分野から口腔機能を中心とした検査、機能訓練が増えてきています。このような分野において管理栄養士や言語聴覚士も雇用し院内外の多職種連携を実践しています。口腔機能発達不全症や口腔機能低下症、周術期口腔機能管理、訪問診療の現場では患者さんの栄養状態や食事が非常に重要な要素となってきています。  今回はこのような症例を少しずつですが供覧し実際の臨床を感じていただき、それぞれの診療所で管理栄養士を活用するきっかけになれば幸いです。

   講 師  医療法人隼和会 坂井歯科医院 理事長 坂井謙介氏
   と き  2023年5月21日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師、管理栄養士、その他医療従事者


Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「ボツリヌス療法による新たな力のコントロール」


 噛む力が強すぎる患者さんの診療で困っていらっしゃる先生方も多いのではないでしょうか。
 歯牙・歯根破折、補綴物の破損・脱離、知覚過敏、咀嚼筋痛障害、歯牙の動揺、インプラントや義歯が安定しない等、様々な症状を引き起こす要因の一つとして、夜間・日中のブラキシズム習慣や過度な咬合力が挙げられます。
 「マウスピースや認知行動療法など一通りやってみたが、なかなか改善に結びつかない」
 「患者さんの努力依存のため、途中で脱落してしまう」
 このような経験を一度はされているかと思います。
 本講演では、表面筋電計を用いて、エビデンスに基づいた歯科治療"咬合力(筋力)のコントロール"として、『ボツリヌス療法』をわかりやすく解説させていただきます。

   講 師  古畑歯科医院 副院長 古畑 梓氏
   と き  2023年4月9日(日) 午前1時30分~3時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師


病気を持った患者の歯科治療シリーズ

「『心不全』パンデミックに備える
 ~歯科医が知っておきたい循環器疾患の知識~」


 わが国は今や超高齢社会に突入し、歯科の受診患者さんもハイリスクの有病高齢者の割合が増加しています。日常診療において配慮が必要となる基礎疾患のうち、最も頻度が高いのは循環器疾患です。代表的な循環器疾患として、高血圧、冠動脈疾患、不整脈、弁膜症、心不全が挙げられます。本講演が歯科医師の皆様に、循環器疾患の知識や歯科治療時のリスク、それを回避する知識や技術を身につけていただく一助となれば幸いです。

   講 師  平和通ハート内科 院長 野田和宏氏
   と き  2023年3月29日(水) 午後8時~9時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師、ほか医療従事者


「最新の科学的根拠に基づいた歯周治療の流れ」


 1960年代以降、プラークコントロールを主体とした近代的な歯周治療が確立されて全世界で実践され、多くの歯周病患者が救われてきました。この背景には、先駆者達による多くの研究と議論の積み重ねがあり、歯周病学を科学といえる分野に押し上げました。診査診断から始まり、非外科的治療から、歯周外科、メインテナンスに至るまで、基本的な歯周治療の流れに学術的な裏付けができ、さらに再生療法などの最先端の治療も発展していきました。今回は歯周治療の一連の流れについて、科学的根拠に基づいて解説していきたいと思います。

   講 師  日本歯科大学生命歯学部歯周病学講座准教授
             関野 愉氏
   と き  2023年1月29日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師、歯科衛生士

歯科研究会(2022年開催報告)

Zoomウェビナーによるオンライン研究会

「医院の魅力を地域へいかに発信するか
 ~Googleビジネスプロフィールの活用~」


 Googleで医院を探すユーザーが増えています。
 Googleマップが整備されたことに加え、検索エンジンが「近くの良い医院」を検索結果に表示できるようになったことが大きな要因だと考えられています。
 Googleに表示される医院情報を整備できるツールが、Googleビジネスプロフィールです。
 うまく活用することで集患に効果を上げている医院がある一方、ユーザーからのクチコミに頭を抱える医院が増えているのも実情です。
 今回の講演では、Googleビジネスプロフィールを根本から紐解き、効果的な集患施策、クチコミへの対処方法など、医院の先生に役立つ情報をお伝えします。

   講 師  iSchool合同会社 代表社員 伊藤亜津佐氏
   と き  2022年12月3日(土)午後7時30分~9時30分
   開催方法  Zoomウェビナーによるライブ配信
   対 象  保険医協会会員(医師、歯科医師)


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「歯髄幹細胞を用いた抜髄・感染根管歯の歯髄象牙質再生治療の現状と展望」


 現在、RD歯科クリニックおよび全国の6件のライセンス契約歯科において、抜髄・感染根管歯に対する自家歯髄幹細胞移植による歯髄再生治療が始まっています。
 本講演ではまず、その概要と意義をお話し、感染根管歯において成功するために特に重要な、根管無菌化法をご説明します。さらに、症例をご紹介した後、最後に、今後の展望として、歯髄バンクに保管した乳歯・永久歯由来歯髄幹細胞を用いた同種移植についてご説明します。

   講 師  RD歯科クリニック 院長 中島美砂子氏
   と き  2022年10月16日(日)午前10時~11時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯学生、その他


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「北欧のカリオロジー・続編」


 2021年5月に北欧のカリオロジーの総論をお話した続編として、関心の高いテーマに絞ってみたい。北欧でも、カリオロジーの課題の1つは高齢者の齲蝕予防と管理である。予防歯科が奏効しているおかげで、高齢者の残存歯数が増えていることは、歯科医療従事者にとって難題をもたらすかもしれないが、患者の尊厳を人生の最期まで守ることは私たちの使命である。北欧では現在、歯学部の新設校ラッシュで、予防が進めば歯科需要も高まることを示しているのではないだろうか。

   講 師  NPO法人
 「最先端のむし歯・歯周病予防を要求する会」
             理事長 西 真紀子氏
   と き  2022年9月25日(日) 午前10時~12時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯科衛生士、その他


病気を持った患者の歯科治療シリーズ

「歯医者を悩ます腰痛について」


 腰痛は最も代表的なcommon disease(誰でもなり得るありふれた病気、頻度の高い疾患)の一つであります。近年、腰痛の診断や治療は大きく変遷し多様化しており、病態特定が困難な場合もあり診断や治療は担当医の経験論に基づくことも多く、腰痛治療はいまだ「発展途上」であります。この現状が、腰痛において多くの歯科医の先生方を悩ませていることと関わりが深いように思われます。歯科医の先生方ご自身の腰痛と、腰痛をお持ちの患者さんへの対応につきましてお話させていただけましたら幸甚です。

   講 師  竹田クリニック 院長 竹田智雄氏
   と き  2022年9月14日(水) 午後8時~9時30分
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯科衛生士、ほか医療従事者


「一挙両得のすゝめ
 米国補綴専門医が考えるインプラント治療計画」


 人口4万人の小さな町(北海道・音更町)では小児歯科から矯正、インプラントまで網羅的に行うスーパーGPの必要性を感じています。両親が歯科医師の家庭で育ち、カナダに1年、アメリカに3年住んで得た経験と現在ブラジリアン柔術家として道場をオープンさせて見えている景色を共有させて頂きたいと思います。私が受講した海外演者トップ10と補綴主導型インプラント治療に関して供覧させて頂きます。

   講 師  宝来中央歯科(北海道・音更町) 田中義篤氏
   と き  2022年8月7日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「患者が集まるホームページの作り方とGoogle口コミの改善」


人口減少時代・ウィズコロナの時代に必要な歯科医院におけるマーケティングをお伝えします
 人口減少に対して、生産性向上が必須であり、今後は王道のホームページやブログ、Googleマイビジネスを活用することが大事です。Googleマイビジネスとは、Googleマップ上に表示される医院情報を掲載できるサービスで無料で編集が可能です。ホームページやブログと同じく、歯科医院にかかることを決めている患者を集めるのに向いています。この辺りをしっかりとお伝え致します。

   講 師  株式会社デントランス代表取締役
 医療法人たなばた会理事長 黒飛一志氏
   と き  2022年7月1日(金) 午後8時~10時
   開催方法  Zoomウェビナーによるライブ配信
   対 象  歯科医師、医師


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「健康寿命延伸のための口腔機能低下症への対応」


 口腔機能低下症は、いくつかの口腔機能が複合的に低下した疾患である。我々が行ったある地域診療所に来院した患者のデータでは、その割合が60代で6割、70代で8割であり、該当者は決して少なくない。患者は老化のためと思い、その症状をあまり我々に訴えてこない場合が多いのが現状である。う蝕処置や歯周病の処置、欠如歯への対応が、歯科医療の目的ではない。国民の健康増進に寄与するために、いまだに保険算定件数の少ない口腔機能低下への対応について述べてみたい。

   講 師  東京歯科大学名誉教授 櫻井 薫氏
   と き  2022年6月19日(日) 午前10時~午後1時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯科衛生士


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「歯周治療における一歯を見る目一口腔を見る目」


 歯周治療に限らず、症例を見る上では一歯、口腔、患者という3つの視点を大切にしています。結果に最も影響を及ぼすのは患者要素ではありますが、特に歯周治療においては症例の特徴を掴み患者の自然治癒力(回復力)を捉えるために、口腔単位の見方、つまり歯周病患者の個体差の見方が重要になると考えています。重度歯周病罹患歯における一歯単位の見方とともに、注意すべき鑑別診断なども含めて症例を通じてお話しします。

   講 師  埼玉県所沢市開業 斎田寛之氏
   と き  2022年5月29日(日) 午前10時~午後1時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯科衛生士


「令和時代の歯内療法・DX時代の歯科診療」


 歯内療法の器材・機器の発展は著しく特にNI-TIファイルの進化は臨床医にとって福音であるが、その特性を理解せず使用してその効果を発揮しきれない話をよく聞く。ブラジルで開発されたBassi Logicシステムの特徴をブラジルで学び、日本で1番長く使用しその性能を熟知している者として皆さんにお伝えしたい事を昨今のDX(デジタルトランフォーメーション)と併せて明日からの臨床のヒントとして共有したい。

   講 師  新潟県開業 佐久間利喜氏
   と き  2022年3月13日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師


「歯科医院での感染制御と予防 落とし穴に要注意」


 「滅菌バッグは何回まで使えますか?」や「滅菌の前の消毒には何が有効ですか?」等、毎日の臨床において、感染対策について疑問を感じることはありませんか?感染管理に取り組むと費用がかかって大変だというお考えのかたも多いかもしれませんが、要不要を明確にしていくことでコスト管理につなげることができます。何を何のために行うのか、感染の予防までを科学的に考えるヒントをお伝えします。

   講 師  歯科衛生士 柏井伸子氏
   と き  2022年2月20日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師、歯科衛生士、歯科助手
   備 考  感染拡大対策の従業員研修として受講証明書を発行

歯科研究会(2021年開催報告)

「欠損補綴の迷信と真実
 ~義歯、インプラントそしてSDA」


 われわれ歯科医師は「歯の欠損」を眼前にしたとき、治すべきものとして教わってきた歴史がある。義歯を提供すれば皆が本当にハッピーになれるのだろうか?さらに、遡れば、それらは他の歯科疾患と同様な「治癒する疾患」なのだろうか?
 本講演では、日本歯科医師会雑誌2020年9月号に掲載した論文を軸に、それらの問いに関して広い視野から紐解き、さらに欠損補綴に関する最新臨床研究の結果をご紹介したい。

   講 師  なかい歯科 院長 中居伸行氏
   と き  2021年10月31日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「健常者への嚥下障害予防トレーニング


 嚥下障害は、超高齢化社会の日本で激増している疾患です。従来の嚥下診療では、重症患者にどう対処するかに焦点が当てられてきました。しかし、さらなる高齢化を考えると、嚥下機能を低下させないよう健常者のうちから対策を行う必要があります。私たちは、嚥下動作を頭と体で理解してもらい、誤嚥しない飲み込み方と嚥下予備能を高める訓練を、健常者向けに指導しています。この講座では、これらの新しい訓練法と嚥下障害予防の取り組みについて解説します。

   講 師  神鋼記念病院 耳鼻咽喉科科長 浦長瀬昌宏氏
   と き  2021年7月25日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、医師、歯科衛生士、その他


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「北欧のカリオロジー」


 カリオロジーは、“caries”と“logic”から成る単語で、齲蝕を論理学的に探究するという意味がある。北欧の歯学部には、カリオロジー講座があり、教育、臨床、研究において、齲蝕に関するあらゆる分野を論理的に統合する場となっている。それが、50年前から北欧で科学的な齲蝕コントロール、つまり、齲蝕の原因除去療法が進んだ理由の一つではないだろうか。
 本講演では、そのような北欧のカリオロジーの成功について、スウェーデンで得た情報を中心にお話ししたい。

   講 師  NPO法人
 「最先端のむし歯・歯周病予防を要求する会」
             理事長 西 真紀子氏
   と き  2021年5月30日(日) 午前10時~12時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室(WEB併用)
   対 象  歯科医師、歯科衛生士、その他


「エンドの迷信と真実」


 日々の臨床では多くの歯内療法に関する難問に遭遇することがあるが、問題解決に都市伝説的なことはないであろうか?今回の講演では、エンドの分野で迷信のように考えられていたことの疑問に答え真実はどういうことなのかを紐解き、皆さんの日常臨床の参考になるようお話させて頂きます。

   講 師  U'zデンタルクリニック 院長 牛窪敏博氏
   と き  2021年4月18日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師


Zoomウェビナーによるオンライン歯科研究会

「健康を脅かす口の中の細菌」


口腔の2大疾患である齲蝕と歯周病は、口腔内に存在する共生しているはずの菌種の一部による感染症です。この点は、外から病原体が入ってきて病気になって、薬や免疫で追い出すと治る通常の感染症とは異なっています。最近では、この齲蝕や歯周病のようなタイプの感染症は、腸内細菌による一部の疾患と同様に、細菌叢のバランスの乱れ(ディスバイオーシス)によって起こる疾患と考えられる様になっています。さらに、この細菌叢の乱れによって増加している口腔細菌の一部は、感染性心内膜炎、動脈硬化症、糖尿病、誤嚥性肺炎、糖尿病、関節リューマチ、アルツハイマー病、非アルコール性脂肪肝、潰瘍性大腸炎、大腸癌、脳出血といった口腔以外の疾患に関わる事が示される様になっています。本講演では、口腔細菌叢の乱れと齲蝕、歯周炎との関わりを検証し、それがどの様に全身の健康に影響を与えているのかについて考えてみたいと思います。

   講 師  東京歯科大学微生物学講座教授 石原和幸氏
   と き 2021年3月28日(日) 午前10時~午後1時
   ところ  岐阜県保険医協会 会議室
   対 象  歯科医師、医師、歯科衛生士、その他


「使いこなそうユニバーサルボンド・実習編」


 近年では「ユニバーサルボンド」のコンセプトが普及し、接着材料の単純化、多機能化が進んできています。コンポジットレジン充填で使用できるボンディング材が、補綴物の装着や、レジンコアの築盛時に使用できるのは材料の在庫管理やコストからも大きなメリットがあります。しかしながら、どこまで応用可能なのか、自分の使用法は間違っていないのかなど、戸惑うことも多いと思います。本講演では、研究データに基づいて、確実なコンポジットレジン充填での使用法から、脱離を無くす CAD/CAM冠、フルジルコニア冠の装着までを徹底的に解説し、明日からの臨床にすぐに役立てていただけます。

   講 師  朝日大学歯学部 口腔機能修復学講座
  歯科保存学(歯冠修復学)講師 高垣智博氏
   と き  2021年1月24日(日) 午前10時~午後4時
   ところ  大樹生命岐阜駅前ビル 6階会議室
   対 象  歯科医師